2018年5月30日水曜日

FilMaker x MFクラウド API連携 その1

最近請求書の電子化、WEB化というお話を聞く機会が多く、FileMakerとMFクラウドを連携してFileMakerで作成した請求書を電子化出来ないものかと試してみました。

1.MFクラウドに登録する(無料)
まずはMFクラウド請求書に登録します。無料で30日間使えるようです。

諸元事項を入力してメニュー画面に移ります。
まずは事業所を登録します。右上の歯車マークをおして事業所設定に移動します。




2.事業所を設定します。
  


3.API連携に必要なセットアップを行う。
詳しい手順は下記URLに用意されております。
https://support.biz.moneyforward.com/invoice/guide/api-guide/a01.html

簡単に流れを書きますと、認証用のOAthアプリケーションを設定して、アクセストークンを発行させるということです。


4.FileMakerから接続してみる。
こちらも詳しい手順は下記URLに用意されております。
https://github.com/moneyforward/invoice-api-doc/

今回は先程設定した事業所情報を取得してみます。

まずは、テーブルとレイアウトを作成します。
事業所テーブル

事業所レイアウト


続いてMFクラウドから事業所情報を取得するスクリプトを作成します。
4行目に、事業所を取得するURLを記入
5行目に、cURLオプションを設定(アクセストークン等)
6行目が、実際にデータ(json)を取得するコマンドになります。

8行目からは6行目で取得したjsonデータをJSONGetElement関数を使用して各フィールドに設定していきます。

スクリプトはこれで完了です。


作成したスクリプトをレイアウト上の事業所取得ボタンに割当ます。



5.実際に取得してみる。

アクセストークンにMFクラウド請求書で発行したアクセストークンを入力

事業所取得ボタンを押すと・・・

MFクラウド請求書で設定した事業所情報が取得出来ました。


次回は、取引先関連と連携してみます。



2018年2月14日水曜日

小学生向けロボットプログラミング教室を終えて

昨年末、ITマスターとしての初仕事として京都府宇治市の小学校で6年生向けにロボットプログラミングの講師を勤めさせて頂きました。




 ITマスターとは、以下のような資格です。

 日本の労働生産性を向上させるためには、労働者一人ひとりが情報技術を有効に活用できることが重要です。そのためには、小・中・高の若年世代から情報技術に慣れ親しみ、使いこなせる能力を身につけることのできる環境整備が必要となります。
こうした中、厚生労働省では「若年技能者人材育成支援等事業」において、情報技術関連の優れた技能を持つ技能者「ITマスター」を学校等へ派遣する取組を平成28年度より開始しました。
 ITリテラシーの強化や、将来のIT人材育成に向けて、小学生から高校生にかけて段階的に情報技術に関する興味を喚起するとともに、情報技術を使いこなす職業能力を付与するため、派遣されたITマスターが講習等を実施します。 
https://www.monozukuri-meister.javada.or.jp/mm/mm/contents/shokai/it-index.html/index.html より






昨年、ご縁がありましてこのITマスターとして認定して頂きその初仕事が小学校でのロボットプログラミング教室の講師です。

実際の内容は、身長58cmの人間型ロボットNAOをタブレット端末からプログラミングを介して操作させる授業です。そのプログラミングは子供向けプログラミング言語スクラッチの様なインターフェイスを使ったプログラミングです。

NAO
https://www.ald.softbankrobotics.com/ja/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88/nao

スクラッチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/Scratch_(%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A8%80%E8%AA%9E)

プログラミングの内容としては、条件分岐や繰返し処理等、プログラミングの基本事項使って解説しながら日常の会話のパターンを例示にロボットNAOを会話をしていくという内容です。最終課題は、担任の先生にこのロボットを買ってもらう為のセールス文句を組んでいくグループ課題です。この課題がとても面白く子供ならではの発想が私もとても勉強になりました。




普段、大人向けにセミナー講師等をしている自分にとってはとても発見が多く非常に勉強になりました。伝わる前提で何気なく使っている言葉も当然使えまえん。よって代替の言葉を選んで分かりやすく伝えるという事がとても難しい!つくづくボキャブラリーの無さを嘆きます。逆に、普段の会話も専門用語ばかりを羅列しているのではと改めて気づきを得ました。

そして何よりも子供達と同じ空間時間を共有体験出来たことはとても新鮮で自身の気持ちのリフレッシュになりました。

これからプログラミングが必須の授業になる様ですので少しでもこのような形で社会貢献出来たらと思う次第でございます。

2017年12月20日水曜日

第4次産業革命とAI

最近AI(人口知能)というキーワードを各種メディアで聞かない見ない日は無いくらいAIという言葉がバスっているように感じます。果たしてAIはそんなに万能なのか、我々の仕事を奪うのか、そんな疑問を解消すべく先日AI研修に行って参りました。そちらの内容を元にAIについて少しばかり語ります。

1.第4次産業革命



「第4次産業革命」として経済産業省が今の時代を捉えております。上図にあるように、今まで通りの現状ルートではジリ貧になり、世界のリーダーになる大きな分岐点であると捉えております。様々なデータから、AIとIoTを利用して産業に革命を起こす現在は分岐点だと言うことです。

詳しくはコチラ http://www.meti.go.jp/main/60sec/2016/20160729001.html



2.AIの分類

では、AIは何が出来るのでしょうか?
現時点において、大きく2つに分けることが出来ます。

  • 強い人口知能 ・・・ 人間の脳をシュミレート・ドラえもん等
  • 弱い人工知能 ・・・ 特定分野で優れた知能を持つ・チェスマシン等
SF映画的なイメージの人口知能が強い人口知能で、現在人口知能と言われている大半が弱い人口知能です。例えば、チェスマシンや将棋マシンです。

では、どのように実務で利用しているのでしょうか?


3.AIの実務利用例

よく見る一つが画像認識です。スマホ等に保存している写真に写っている顔を自動的に分類してくれているサービス等を見たことがあるかと思います。


今使えるAIの汎用的なサービスはこのように画像の意味を認識できるになっております。例えば今までのコンピュータで犬と猫の写真を見分けるプログラムを開発するには、犬と猫の定義をしなければなりません。犬の特徴は何々で猫の特徴は何々で・・・犬と猫の仕様書を書かなければなりません。しかし、そのような仕様書を書くことは現実的には不可能でしょう。
そこでAIでは、大量の犬の画像、大量の猫の画像を学習して、統計的にこの場合は犬と判定します。100%犬であるとの答えは無いのですが、確立として導き出しております。

しかしながらその確立は人間の画像認識能力よるも優れており犬と猫の区別は今ではAIの方が優れているのが現状です。

これらを応用して、品質検査での利用や医療現場・工事現場等・・・画像認識が必要な現場では大活躍しております。

農家でのきゅうり判別の例
https://www.youtube.com/watch?v=4HCE1P-m1l8&feature=youtu.be

上記例は個人で開発されているそうです。開発に当ってのコストもそんなに掛かりません。アイデア次第で色々活用できそうです。

続きはまたの機会に・・・







2017年10月20日金曜日

弊社開発ルート営業向けアプリのご紹介

来週の10月23日〜25日で開催される、FileMakerカンファレンス2017に弊社開発のカスタムApp 「Route Master」を展示致します。



弊社開発のカスタムApp「Route Master」は、ルート営業・配送業務で課題となっていた様々な課題を解決致します。



紙伝票を電子伝票に
配送業務において納品伝票はとても大切な伝票です。ただ現場の状況によっては紙伝票では紛失したり、折れたり、傷んだりと保管するのが大変な場合があります。また大量な伝票を持っている場合、検索も大変です。これらの紙伝票の課題を電子伝票にする事で解決出来ます。


電子伝票でコスト削減
紙伝票を電子伝票にする事で、大きくコストが削減出来ます。仮に紙伝票の印刷コストを50円(ドットプリンタ・複写専用伝票)とした場合、1ヶ月での発行伝票が5000枚の場合、1ヶ月で250,000のコスト削減に繋がります。また直接的なコストだけでなく、印刷を発行している間の時間も削減出来ます。



生産性が大きく向上
電子伝票にすることで、業務フローが大きく変わります。紙伝票を見ながら売上データとして再入力等をしている処理等がある場合、その業務をカットできます。その後の請求・入金業務まで一括したデータの流れで処理が可能で、正確性・人の手間を大きく改善致します。


お客様への迅速な対応
電子伝票ならではの、伝票即時変更が可能です。例えば、本部スタッフがお客様から注文を頂きその内容を現場の伝票に即座に反映する事が可能です。今までの伝票ルールを大きく変更でき、顧客満足を高める事が可能です。



現場の動きが一目瞭然
iPadのGPS機能を利用して現場スタッフがいつどこでなにをしているかの確認が可能です。今までブラックボックスだった現場スタッフの動きを可視化してより生産性の高いルートの再考のヒントを発見出来ます。




まだまだ機能は沢山あります。




もしお時間のご都合許すようでしたら是非ともお立ち寄り下さい。


2017年8月17日木曜日

FileMaker Cloud とは?

先月、「FileMaker Cloud」がリリースされました。今回は「FileMaker Cloud」についてご紹介致します。


簡単に申しますと、「FileMaker Cloud」は、アマゾンのAmazon Web Services (AWS)を利用したクラウドサービスです。AWS Marketplaceを通じて提供されるサービスで、簡単に導入が出来ます。


1.低い初期費用
FileMakerで作ったファイルを共有するには、FileMakerServerを利用する事が多々あります。(Server無しでも5台まで共有可能)その際には、WindowsServer等のサーバーを構築する必要がありました。またクラウド上(主にPaas等)で展開するにも、仮想サーバー等をセットアップする必要がありました。

「FileMakerCloud」を利用するとそれらサーバーセットアップに必要なコストが不要になります。初期費用及びサーバーを維持管理するコストが大幅に削減出来ます。これらは大変なメリットになります。今まで、サーバー利用を考えていたがコストが合わず見送っていた方には朗報です。



2.ネットワークセキュリティを向上
暗号化通信(SSL)も簡単にセットアップ出来ます。自前で用意したサーバーの場合は、SSLのセットアップもそれなりの知識が必要でSSL無しで通信しているシステムも多くあります。「FileMakerCloud」を利用するとSSLが簡単にセットアップ出来ますので容易にセキュリティの高いシステムを構築する事が可能になります。当然ながら物理的なセキュリティは心配不要です。


3.FileMakerServerとは少し違うので注意
簡単に導入出来るとはいえ、FileMaker Serverとは少し違う点があります。
・カスタムWeb公開等は利用出来ない。
・サーバー側でスクリプトのスケジュールは出来ない
・管理画面が英語のみ
上記が大きく違う点になります。


今回は簡単なご紹介ですが、より詳細な内容を「FileMaker Cloudを構築してみよう」と題して2017年9月22日にFileMaker WorkShop を開催致します。
http://peatix.com/event/291690

是非、ご参加下さい!


2017年6月21日水曜日

FileMaker 同期モデル

ここ最近、FileMaker Go を使用したFileMakerの開発に没頭しておりました。今回のプロジェクトは、伝票のペーパレース化を狙ったカスタムAppです。

概要は、ルート営業マンが今までの紙伝票の代わりにiPadを利用して電子サインを貰いモバイルプリンターで納品書を発行、その結果を本部に返すという流れです。

そこで大活躍するのが、FileMakerの同期モデルです。以前にもいくつか同期モデルを開発しておりましたが、改めて勉強を兼ねて色々復習しました。そこで同期モデルが勉強できるサイト等をご紹介致します。

まずはオフィシャルのガイドです。
http://fmdl.filemaker.com/kk/ios/docs/FileMaker_Sync_Guide_JP.pdf
最終的には、この手本に習って作るのが最適かと思います。中間ファイルを利用するのがやはり最適だと考えます。

次に、FileMakerカンファレンスから同期に関する動画です。

FileMaker Go と FileMaker Serverの同期のベスト・プラクティス
https://www.youtube.com/watch?v=GYXYZVx-nlw
こちらで同期の考え方を大きく学べます。

さらにこちら
同期におけるインポート/エクスポートの済みフラグの付け方
https://www.youtube.com/watch?v=awAk0C1wOAU
個人的にはこの手本は非常に勉強になりました。


そして書籍です。
https://www.amazon.co.jp/FileMaker-Pro-%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%81%8B%E7%94%A8%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E7%AC%AC2%E7%89%88-%E9%AB%98%E5%B2%A1/dp/4274218015/ref=pd_lpo_sbs_14_img_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=BBSVZAQ2E5FJGYDQNZDK
こちらも同期について色々記載があります。

GitHubにもFileMaker の同期サンプルがあります。
https://github.com/Genecom/FMProSync2/

こちらも使用してみました。非常に手軽に簡単に同期モデルが作成出来ました。


最後に、プラグイン。
ミラーシンク
https://splash.jp/store/mirrorsync/

こちらも設定をして行くだけで簡単に同期モデルが作成出来ました。

最終的には、FileMakerの同期ガイドにしたがって中間ファイルを利用したモデルを採用しました。以前もこれで作成してスムーズに動いていたのでそのまま流用したというのが正直なところですが、最新のiPadを利用して同期させると以前よりかなりスムーズ。やはりマシンパワーにも左右されますね。



2017年5月23日火曜日

FileMaker WorkShop 開催

2017年5月10日に FileMakerの新たしいバージョン 16 が発売されました。それを機に京都で6月16日(金)にFileMakerWorkShop を開催致します。WorkShopの前フリとして、新バージョンの機能について簡単に少しご紹介致します。

FileMaker16
アマゾン


1.Windows OS でのウインドウ制御の変更
 今まではWindowsではアプリケーションが制御する範囲内でのウインドウ制御でした。それがバージョン16からは、OSレベルでのウインドウ制御が可能になりました。

以前のバージョン

バージョン16

ウインドウの任意の位置に配置出来ますので、Windowsでの操作性が一段と向上致します。


2.カード型ウインドウ

開くもとのレイアウトを透過させ、ウインドウの枠等が無いウインドウが使えるようになりました。良くあるWEBアプリケーションのようなデザインを使う事ができます!

3.FileMaker Server でのPDFサポート
今までFileMaker ServerでPDFを作成することが困難でした。それがバージョン16からサーバー上及びWebDirectでも作成可能になりました。これによってあらゆるシーンでPDF作成が可能になりました。


これ以上にも多数ございます。是非WorkShopにご参加下さい!


2017年4月21日金曜日

聞くと言う言葉

先日、とある諸先輩から「聞く」という言葉について話を聞きました。
聞くと言う言葉には色々ある。自分はどんな聞くで話を聞いているか?との問いに良い答えをする事は出来ませんでした。

聞くと言う言葉には、
 「聞く」は耳で聞く。
 「訊く」は言葉で質問する
 「聴く」は耳と目と心で十分に聴く
 「利く」気を利かす
 「効く」効果がある

と色々なプロセスで言葉があるとの事。

システム開発の仕事をする上で、ヒアリングはとても重要です。お客様の要求をより具体的に掘り下げて行き要件定義を行います。システム開発の成功の鍵を握るには、このプロセスにかかっていると言っても過言ではないと思います。

まずは、色々聞いて訊いてお客様の立場になって心で聴いて気を利かす。
すると最大限の効くが発揮できると思う今日このごろです。

今回はあっさりですが、とても大事な事をブログにしました。

2017年3月22日水曜日

FileMaker システム開発の実際 その2

前回、FileMakerシステム開発の実際として従来のシステム開発との違いを大まかに記載させて頂きました。当然、FileMakerで従来型のシステム開発も行うことは可能です。ただそれではFileMakerの特徴(高速開発)を活かせないのでプロトタイプ(試作品)を軸にした開発手法を紹介させて頂きました。



 FileMakerの特徴として、高速開発があります。思ったものを形にすると言ったら良いでしょうか。この思ったものを形にするがFileMakerは非常に早く作成出来ます。 

例えば、エクセルで運用していたファイルをシステム化するWebアプリケーションプロトタイプを作る際は、Webサーバー、データベースサーバを用意して、諸所の設定を行い、エクセルで使用していたデータ情報をデータベース、テーブルを作成してデータコンバートして流しこむといったように、プロトタイプをサクッと作るという感覚は感じません。(テンプレート化してたり、サクッとできるフレームもある事はありますが)

 それに比べてFileMakerの場合は、エクセルをとても簡単に取り込め、パワーポイントで画面を作る感覚であっと言う間に画面が出来上がります。さらにその画面には先ほど取り込んだエクセルデータが表示されるので、ユーザーにとってとてもリアリティのあるデータが直ぐに確認出来ます。その作成したファイルを簡単に共有出来るので、複数人数でその場で直ぐに確認もできるプロトタイプが完成します。 特に不確実性の高い業務をシステム化していく時にこのプロトタイプは効果を発揮します。

今までシステム化出来なかった業務には何かしらの理由があります。そこでプロトタイプを作成する事で、今まで整理が出来ていなかった、いや整理が出来なかった業務フローが明確になるプロセスを体験出来ます。

この情報は誰がインプットして誰に渡るのか?このアウトプットしている情報は何の為にあるのか? プロトタイプを作成する事で今まで何となくこなしていた業務を棚卸して不要必要業務を明確にするプロセスをたどっていけます。

 ただそれならば業務フロー図でも充分では無いかと思われるかも知れません。しかしながらそこは百聞は一見に如かずです。机上での合議よりも実際に動くものを手にした方が溢れんばかりにアイデアが出てくると痛感しております。

そこで当社ではまずはプロトタイプを作成してユーザー目線でのシステム作りを心がけております。

2017年2月6日月曜日

2016年 パスワードランキング

昨年、IPAのセキュリティプレゼンター制度に登録する機会がありました。セキュリティプレゼンター制度とは、IPAが開発・作成した情報セキュリティコンテンツ等を使用し、企業に対して情報セキュリティの普及啓発を行う方の登録制度でして、私のようなセキュリティプレゼンターは、顧客企業へ情報を守るためのノウハウを提供し、事業維持と発展に貢献することができるとなっております。一応それなりの勉強をしまして、地域の中小企業の方々にセキュリティの観点からITのお話をさせて頂いております。ということで、今回はセキュリティの話をしたいと思います。
 情報セキュリティプレゼンター制度URL
 https://isec-portal.ipa.go.jp/supportsecurity/act002/core/prsntrPortal/

先日、日本経済新聞に2016年に最もよくつかわれたパスワードランキングが発表されておりました。見事1位は「 123456 」です。皆さま、何らかのシステムに対してこのパスワードを設定されておりませんでしょうか?万が一されている方がいらっしゃいましたら直ぐにでも変更をお勧め致します。因みに2位以下のランキングはこちら↓。




実は、これらよく使われるパスワードランキングはこの数年間ほとんど変わっていないようです。複雑なパスワードにすると、運用では不便になることも多々あります。しかしながら、いわゆるハッキング事件の多くはパスワード漏洩から多いのが事実です。どれだけ高価なファイアーウォールを構築したりしても、何らかの形でパスワードが解ってしまえば、意図も簡単にシステムにアクセス可能です。

 また、運用効率を高めるのかセキュリティを高めるのか、どちらに比重をおくのかは昔からある話題ですが、結局のところ現場レベルでは運用効率を優先させているケースが多いように思われます。その結果が、このパスワードランキングがあまり変わっていない事を象徴しているように思います。

 我々のようなITに携わる事業者が、セキュリティの大切さをもっと啓蒙させていく活動は大事だと改めて思った記事でした。

セキュリティに纏わる事は何なりお申し付け下さい。



2017年1月16日月曜日

FileMaker システム開発の実際 その1

今回は、一般的な業務システムの開発の流れをご紹介したいと思います。
当社は長年、業務システムの受託開発を行ってきました。その経験から、基本的な業務システムの開発の流れは下記のようになります。

一般的な業務システム開発フロー
企画・構想
(目的・何をどのように等やりたいこと)

業務設計(省略する事もある)
(企画・構想を実現するための業務設計)

要件定義
(システム化する業務を洗い出し、どういった機能を用意するかを決める)

設計(仕様書作成)
(帳票や画面をどういったものにするか、構造などを決定し、文書にする)

実装
(設計したものをプログラミングする)

テスト
(作成したシステムをテストし、問題点等を洗い出し、修正を行う)

リリース
(導入する)

現在も、基本的にはこのような流れで開発を行っております。システム開発というと、イメージ的にはプログラミングをする時間が長いように思われますが、実際はプログラミングする過程の前後に費やす時間が多いのが事実です。一般的にウォーターフォールモデルと呼ばれる方式での開発です。

一方、FileMakerでの業務システム開発は、下記の様になります。

基本的なFileMaker業務システム開発フロー
企画・構想
(目的・何をどのように等やりたいこと)

業務設計(省略する事もある)(プロトタイプ作成)
(企画・構想を実現するための業務を設計)

要件定義(プロトタイプ作成)
(システム化する業務を洗い出し、どういった機能を用意するかを決める)

設計(簡易設計)(プロトタイプ作成)
(画面や機能・データ等の必要事項を書き出す)

実装
(簡易設計したものをFileMaker上に実装)

テスト
(作成したシステムをテストし、問題点等を洗い出し、修正を行う)

リリース
(導入する)


FileMakerの場合は、要件定義や設計にあまり比重を置かずに(全く無視ではないです)、まずは動くモノをという形でプロトタイプ(試作品)を作成し、プロトタイプをベースに要件定義や設計を行っていく事が多いです。また、一度リリースしたものを改変していき、その時々に合った画面・機能を実装していきます。

従来型の開発方法では、設計から導入まで時間が掛かる事が多く、設計段階の構想と導入段階の構想が違っていることも良くあります。また手戻りも大変でした。そこで、FileMakerの利点である高速開発を利用して、なるべく構想から導入を早くして、システムを直ぐに使って頂けるように努めております。また、修正等も容易ですので、その時々の構想に合わせた改変が可能です。

続きはまた次回。

2016年12月20日火曜日

iBeaconを使ってみる その1


今回はiBeaconを触る機会がありましたので、そちらを簡単にご紹介です。
iBeaconとは、iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで、徐々に認知度が上がり最近は良く活用されている場面を拝見するようになってきました。技術的にはBluetooth Low Energy(BLE)を使った技術です。

具体的な利用例としては、店舗の前を歩くユーザーのiPhoneに商品やセール情報をプッシュ通知したり、店舗側でユーザーの動線を分析できたりなど、ネットとリアルを接続するような形で利用が進んでいます。この様な形を応用して、様々な場面での活用シーンが思い描かれます。

今回、お客様からの引き合いで、iBeaconを利用して入退場管理をしたいとの相談を受けました。そちらの調査を兼ねて、開発用のiBeaconとして、braveridge社のBVMCN1101AAを購入しましたのでそちらをレビューしてみます。
製品URL
http://www.products.braveridge.com/beacon/bvmcn1101aa-b/


大きさは、マウスより小さいといった感じでしょうか?超小型のマウスより少し小さい感じです。
上部中央に、小さな穴が二つあります。
一つは電源で、もうひとつは設定モードに入るスイッチです。

設定方法は、iPhoneアプリのLightBlueLEで行います。



アプリを立ち上げると下図のようになります。


この画面の中の、BBAAEditが対象のiBeaconになります。ここで設定モードのボタンを押すと

No Service から 1Serviceに切り替わり、各種パラメータを編集出来るようになります。
ここからは手順書通りに行えば上手く行きますが、私は勘違いしており、このUUIDで接続出来るものだと思っており、最初中々接続出来ませんでした。こちらで指定したUUIDを設定する事で、その後は問題無く接続可能でした。

取扱説明書


各種設定を完了すると、resetに01を入力します。


すると、次の画面が出て設定完了です。



次回は、この端末を活用したアプリケーションをご紹介致します。

2016年11月1日火曜日

FileMakerとKintoneの比較 その2

前回に引き続き今回もFileMakerとKintoneの比較をしてみます。

まずは最近の人気度を比較です。Google トレンドで調べてみますと 
青色:FileMaker 赤色:Kintone

同じ位の頻度でキーワード検索されている様です。ここ最近はライバル状況だという事がよくわかります。

では、世界的に見てどうでしょうか?

FileMaker

Kintone

当たり前といえば当たり前なのですが、世界的にはFileMakerが人気の様です。Kintoneは日本をターゲットにしている製品ですので、当然の結果かと思います。

では、国内ではどうでしょうか?
FileMaker

Kintone

全国的にはFileMakerの方が人気の様です。特にFileMakerは鹿児島で人気の様ですね。Kintoneは秋田や新潟で人気の様です。意味は無いと思いますが何か理由はあるのでしょうか?



では、エクセルと比較するとどうなるでしょうか?

黄色:エクセル 青色:FileMaker 赤色:Kintone

圧倒的にエクセルが人気の様です。

私見ですが、エクセルで何か困っている方々が検索エンジンで調べている結果のグラフでは無いでしょうか?それだけ、エクセルで困っている方々(エクセル市場)があるとの仮説が出来ます。

FileMaker・Kintoneはエクセルからのアプリ構築を機能として兼ね備えております。エクセルで困っている方々に対しての解決策としての製品群です。両製品とも同じターゲットの様です。

では、エクセルからの変換という点で比較してみます。

FileMaker
  • Excel Book形式, CSV形式共にサイズ等に制限なし
  • Excel Book形式は、xlsでもxlsxでも可能
  • 1行目を項目名として扱うかは選択可能
  • 日付データもあまり意識せず取込可能
  • データタイプの設定はいつでも変更可能
Kintone
  • Excel Book形式:取込サイズ 最大1MBまで 1,000行Å~50列まで
  • xlsxのみ取込可能
  • 1行目は必ずデータ項目名として扱われる
  • 日付データは注意して取込する必要あり
  • 一度設定したデータタイプは後から変更できない

エクセルからの変換に関してはFileMakerの方が自由度があるようです。

続きはまた次回。

2016年10月7日金曜日

FileMaker と Kintone の比較 その1

ここ最近、「FileMakerとKintoneとどっちが良いの?」といった質問を受ける事があります。そこで今回は簡単に両製品を比較してみたいと思います。

どちらの製品についてもターゲットは、エクセルや紙ベースでの情報共有に困っているお客様やエクセルでの拡張性に課題を抱えているお客様かと思われます。そこで今回は3つの切り口で比較してみます。








1.ファストシステム
どちらの製品も「ファストシステム」というキーワードを使っています。簡単にアプリが作れるという事が売りであります。作り方について詳細はここでは記載しませんが、確かにどちらも簡単に作れます。例えば、顧客管理アプリを作るとしましょう。恐らくどちらの製品でも簡易なものであれば1時間程度で大方出来てしまうと思います。複雑難解なプログラム言語を利用することはありませんし、パワーポイントで資料を作成するように画面を作っていけます。簡単にアプリを作るとい事には差が無いようですが、それを利用するシーンで差があるようです。

2.利用シーン
 最近はWEBブラウザを通してアプリを利用する事が多いかと思います。Kintoneは作成から展開まで全てWEB上で行いますのでWEBアプリを作って直ぐに利用するというシーンにおいては軍配があがります。FileMakerでWEB展開を行うとすると、FileMakerServerの利用が必須要件になります。最近では、ホスティングサービスやクラウドサービスで利用する事が出来るようにはなってきておりますが、簡単に展開できるかという点においてはやや難があるかと思われます。ただし、逆にWEBでもデスクトップでも使いたい、クローズドな環境で使いたい等の要望にはKintoneは答えられません。そこはFileMakerに軍配が上がるかと思います。

3.拡張性
 アプリを使っていくと様々な要望が出てきます。もっとあれをこうしたい、こんなデータも表示させたい等々、使えば使うほどユーザーの要望は増えて行きます。例えば、顧客情報に注文履歴のデータをリンクさせて顧客毎の注文履歴を表示させたいとの要望があります。こんな時は注文データを顧客管理アプリにインポートして顧客データと注文データを関連付けます。どちらもこの作業は出来るのですが、Kintoneにはこのインポートやデータ連携に制限があるようです。拡張性の簡易さはFileMakerに軍配が上がると考えます。しかしながらITスキルに長けた方がいらっしゃれば、KintoneはJavascriptを駆使して色々とカスタマイズ可能です。

簡単にアプリをつくるという事では両者差がありませんが、利用シーン・拡張性を考えると其々に適正があるようです。

続きは次回のブログにまた記載します。

2016年9月8日木曜日

中小企業白書から読み解くIT活用

2016年版中小企業白書に触れる機会があり、稼げる中小企業の取組が紹介されておりました。それには大きく3つ紹介されいます。

  1. 生産性向上のためのIT活用
  2. 売上拡大のための海外展開
  3. 稼ぐ力を支えるリスクマネジメント
中小企業・小規模事業者の景況が緩やかな回復基調にあるものの、国内市場の縮小・人材不足・設備の老朽化など、様々な環境変化や課題が顕在化しております。
そんな中でも稼げる中小企業と稼げない中小企業の差は「生産性向上のためのIT活用」にあるようです。


では、IT活用を促進させれば稼げるようになるのではという解に導かれるのですが、IT活用に対して様々な課題があるようです。

■IT投資を行わない理由
IT投資を行わない理由として、「ITを導入できる人材がいない」に代表されるようにITに精通した人材不足が主な原因のようです。これら人材不足を解消する事がIT投資を促進させ稼げる企業へと変革できる第一歩かと考えます。弊社の様な、ITベンダーが多様な企業様のIT担当者としての代わりになれるようにすることが今後の中小企業を支えると言っても過言ではないかと思われます。

■IT投資の効果
IT投資を行ったとして、その効果は高収益企業と低収益企業での差はどうでしょうか?
高収益企業は攻めのIT投資で大きな効果を得ているようです。
ここでいう攻めのIT投資とは、営業力・販売力の強化等であり、業務効率やコスト削減といった守りのIT投資とは違います。弊社の事例でもモバイルを使った営業支援システムやWEBプロモーション等を展開することが多くなってきております。

■IT導入を収益拡大につなげるための取組
さらに、稼げる企業はIT導入に伴い、従業員とのコミュニケーションをとり業務プロセスの見直し等を行っている割合が多いようです。既存の業務の流れをIT化するのではなく、業務の流れを見直すと同時に、IT導入をトリガーに業務プロセスや社内ルールを新たに作成していると考えます。弊社もシステム導入に当り、業務プロセスの見直しからお手伝いすることも増えてきております。

IT活用をする事で収益性が改善する事例も多々ある中、未だ足踏み状態で課題を抱えている企業様も多いかと思われます。ITという側面から中小企業の皆さまをサポートする事が我々の大きな社会的ミッションだと再認識させられました。


2016年8月1日月曜日

「いい会社を増やしましょう」京都フォーラム

先日、京都流議定書のイベントのひとつ「京都フォーラム」にお手伝いとして参加させて頂きました。今回は「いい会社を増やしましょう」というタイトルで伊那食品工業株式会社の塚越会長の講演を聞かせて頂きました。ご存知の方も多いと思いますが、伊那食品工業は、寒天を製造している会社です。ナントその寒天で50年間増収増益を続けているという驚異の会社です。その業績も素晴らしいですが、それよりもその経営スタイルがとんでもなく素晴らしい会社なのです。日本でいちばん大切にしたい会社等、様々な書籍でも紹介されております。今回はその会社のトップでありリーダーである塚越会長の話を直接聞ける機会を頂きましたのでそちらの内容をご紹介致します。



会社の目的とは?
 会社の目的とは売上利益なのでしょうか?もしそうだとすると究極の目的からはズレてしまいます。会社の究極の目的とは「全てにおいて幸せになる事」であると定義し経営を行ってきたという事です。また同時に会社を継続させることも大事であり、年輪経営という経営方針を貫かれております。


3つの要素
今までの経営を振返り、塚越会長から3つの要素をご紹介頂きました。


  • 研究開発型企業になる

 常に現状を否定するような発想をもつ会社に経営の柱をおいたとの事です。なので全従業員の1割を研究開発員にしているそうです。



  • 遠きをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す。(二宮尊徳の言葉)

 この教えに従って経営を行ってきたそうです。常に出来る限り先の事を考え今が損でもいつか戻ってくるだろうという考えです。



  • 会社の信者(ファン)をつくる

 様々な分野で事例はあるのですが、一つの事例として会社の事を好きになってもらうには、尊敬されるような事を社員一人ひとりが行えば良いのではないかという考えに至りました。地域住民の方から認めて頂けるように会社を綺麗にする活動を行い今では植物園のような敷地になっています。



末広がりの幸せ

まだまだ紹介したいことは沢山ありますが、最後に末広がりの幸せをご紹介頂きました。
当たり前ですが、突然こんなに素晴らしい会社になった訳ではありません。創業当初は赤字続きで大変だったそうです。ただ経営方針はブレさせる事なく「幸せ」を追求していったとそうです。すると「幸せ」が少しづつ生まれ、その「幸せ」が段々と色々なものを良くしていったそうです。社員の成長等は時間がかかり時には我慢も必要ですが、段々と会社が良くなると良い人が集まってきます。するとまた向上していく。そして幸せが生まれる。この段々と広がっていく幸せ「末広がりの幸せ」が大事だとおっしゃておりました。








2016年7月1日金曜日

IoTって何だろう?

最近よく聞くキーワードのひとつに「IoT」という言葉あると思います。改めてIoTって何なのかとい事を記事にしてみたいと思います。
 はじめに、IoTとは「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」と訳されています。パソコンやスマホなどの情報・通信機器だけでなく、いろいろな「モノ」に通信機能を持たせて、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動で何かを認識したり、自動でコントロールできたり、遠隔で計測などを行うことです。
有名なところでは、建設用機械のKOMATSUの事例でしょうか。
詳しくはこちらのBLOGに書かれています。http://www.countand1.com/2012/10/komtrax-komatsu-business-model.html













ざっくり説明しますと、KOMATSUの建機には全て通信端末が装備されており、それらの端末とKOMATSU本社が繋がり本社から接続されている全ての建機の稼働状況が分かるような仕組みなっております。ただ稼働状況だけを把握する情報収集ツールだけでなく、マーケティングツールとして位置づけ、更なる付加価値を産み出す源泉になっております。

我々の取り扱い商品CANON製「複合機」でもIoTは活躍しております。複合機には通信端末が付いており、CANONのネットアイセンターと接続されて、機器の状況をCANON側で把握しております。機器の不調やトナー不足の案内等が、我々の会社にも届き事前に機器の保守活動に役立っております。更に、統計的な使用状況が把握出来ますので、お客様毎の使用状況に応じた提案が出来ますので営業活動にも大変役立っております。

ネットアイについてはコチラをご覧下さい。
http://cweb.canon.jp/neteye/

事例を挙げだすとキリがないですが、ビジネス用途だけでなく、生活・趣味のシーンでもIoTは活躍しております。例えば、こんなテニスラケットがあります。

詳しくはこちら
Babolta Play
http://ja.babolatplay.com/

このようにあらゆるシーンでIoTという技術が浸透してきており、世の中がどんどん変化しております。
しかしながら、IoTは大手の会社がやっている事で我々には関係ないと思ってられるかも知れません。しかしながらIoTは中小企業にとって大きなチャンスになると思っております。IoTの技術的側面は、センシングと通信、それらからの情報の組み合わせです。開発基盤もプラットフォーム化が進み、簡単にIoTデバイスを作成出来ます。弊社でも実験的に試作品を作成しております。



アイデア次第では世の中を驚かす製品作成も夢ではありません。

今回はIoTについて事例を中心に書きましたが、IoTって何だろうという少しでも答えになっていれば幸いです。
もしこんなモノがインターネットに繋がったらというアイデアがありましたら、IT屋として何かアドバイスできるかも知れません。是非ご相談下さい。