2017年2月6日月曜日

2016年 パスワードランキング

昨年、IPAのセキュリティプレゼンター制度に登録する機会がありました。セキュリティプレゼンター制度とは、IPAが開発・作成した情報セキュリティコンテンツ等を使用し、企業に対して情報セキュリティの普及啓発を行う方の登録制度でして、私のようなセキュリティプレゼンターは、顧客企業へ情報を守るためのノウハウを提供し、事業維持と発展に貢献することができるとなっております。一応それなりの勉強をしまして、地域の中小企業の方々にセキュリティの観点からITのお話をさせて頂いております。ということで、今回はセキュリティの話をしたいと思います。
 情報セキュリティプレゼンター制度URL
 https://isec-portal.ipa.go.jp/supportsecurity/act002/core/prsntrPortal/

先日、日本経済新聞に2016年に最もよくつかわれたパスワードランキングが発表されておりました。見事1位は「 123456 」です。皆さま、何らかのシステムに対してこのパスワードを設定されておりませんでしょうか?万が一されている方がいらっしゃいましたら直ぐにでも変更をお勧め致します。因みに2位以下のランキングはこちら↓。




実は、これらよく使われるパスワードランキングはこの数年間ほとんど変わっていないようです。複雑なパスワードにすると、運用では不便になることも多々あります。しかしながら、いわゆるハッキング事件の多くはパスワード漏洩から多いのが事実です。どれだけ高価なファイアーウォールを構築したりしても、何らかの形でパスワードが解ってしまえば、意図も簡単にシステムにアクセス可能です。

 また、運用効率を高めるのかセキュリティを高めるのか、どちらに比重をおくのかは昔からある話題ですが、結局のところ現場レベルでは運用効率を優先させているケースが多いように思われます。その結果が、このパスワードランキングがあまり変わっていない事を象徴しているように思います。

 我々のようなITに携わる事業者が、セキュリティの大切さをもっと啓蒙させていく活動は大事だと改めて思った記事でした。

セキュリティに纏わる事は何なりお申し付け下さい。



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