2015年11月27日金曜日

FileMakerで出来ること その①

今年もFileMakerカンファレンスに参加してきました。今年で発売されてから30年というとても歴史あるソフトウェアです。その歴史に裏付けされるようにFileMakerは枯れるどころか更なる進化を遂げてており今後の展開も楽しみなソフトウェアです。そこで改めて弊社がFileMakerでの受託開発を行っているのかを記載したいと思います。



1.なぜFileMakerで開発を行うことになったのか?
数年前、スマートデバイス等の普及でモバイル環境でのシステム利用ニーズが高まってきました。弊社もWebアプリを開発していましたので当然モバイルに対応したシステム作りを行うことになりました。そんな中でFIleMakerGoでのソリューション事例に出会う事がありました。FileMakerはユーザーとしてVer4の頃から使っておりましたのでその存在は知っていたつもりでしたがiPad上で動く事を知らずそれに衝撃を受けました。そのソリューションは基幹システムのデータをFileMakerGoに取り込み、外出先で利用し現場で情報を入力して持ち帰るシステムでした。また、iPadの特性を活かして画面上でサインをする仕組みも取り入れられいました。それをとても短期間で開発したと聞きました。同じような事をWebアプリ等で開発した場合の工数を考えるとその差は歴然でした。システム開発における要件定義において短期間で開発できるというのはとても大事な事であり、また仕様変更も迅速に出来る事はとても大きなポイントでした。また、モバイルでの利用においてもスピーディーに展開できる点も大きなポイントでした。これらのように「高速開発」「モバイル対応」「仕様変更の容易さ」という点で本格的にFileMakerビジネスに取り組むようになりました。

2.FileMakerって何ができるの?
正直、何でもできます(笑)当然、得意不得意な事はありますが様々な業務課題や経営課題を解決できるとても優れたツールです。例えばエクセルで見積書を作成されている場合、年月日ごと、お客様毎にファイルやシートを分けたりして膨大なエクセルファイルが出来てしまい、管理や検索が大変になるシチュエーションをお見かけする事があります。それをFileMakerで作成した場合、それら膨大なエクセルファイルを一つのファイルにまとめられます。何故か?FIleMakerはデータベースであり、エクセルのような表計算とは違って、データを溜めていく事に長けています。またデータを溜めるだけでなくエクセルのような計算式や関数を使って色々な事を自動化させて様々な形式のレポートを出力させる事が出来ます。またFIleMakerは検索も容易です。何かキーワードがあればそれを手がかかりにデータを検索して表示させます。このように、FileMakerは「データを溜める」「データを検索する」「データを加工する」これらの事が容易にできるソフトウェアです。

3.ユーザーにとって何が良いのか?
近年、ソフトウェア開発の世界は大きく変わろうとしております。従来型のソフトウェア開発アプローチで色々な事をヒアリングして要求定義を行い仕様書を固めます。しかしながらソフトウェア開発が完了して納品をさせて頂くと、意外とあの機能は要らなくなった、結局使わない等・・・実装した機能全てを使わない事が良くあります。また、納品後にお客様の様々なビジネス上の課題が発生して修正等の依頼も良くあります。そこでここ近年アジャイル開発という手法が注目されソフトウェア開発手法が変化してきております。そのアジャイル開発とFileMakerは非常に親和性があると弊社は認識しております。アジャイル開発とは簡単に言いますと開発対象を細かく機能毎に分けてそれらを仕様作成→開発→テスト等のサイクルを反復してリスクを最小化させていく手法です。本当に必要な機能を迅速に実装してご利用頂き更なる修正や機能追加を随時行う事で無駄な開発や機能を省き開発コストを削減出来ます。またFileMakerは習得が容易で、我々の様な開発会社に頼まずとも自社内でも開発出来ます。自社内で開発することは迅速な対応、コスト削減、利用者=開発者というスピードあるビジネス展開においては非常にメリットがあります。このようにFikeMakerを使う事でユーザーにとって「低コスト開発」「様々な課題への迅速対応」がメリットになると考えます。

また次回に続きます。




2015年10月29日木曜日

オープンイノベーションを知る3つのポイント

この度、産学官連携でオープンイノベーションについて半年間ほど同志社大学で勉強させて頂く機会がありましたのでオープンイノベーションについて簡単にご紹介致します。

ポイント1 そもそもイノベーションとは?
「イノベーション」という用語はよく使うけれども実は中々説明しずらい用語ではないでしょうか?また英語で書くと「innovation」で「invention」インベンションともどことなく似通った言葉です。色々な翻訳があるとは思いますがここでは、

  •  innovation ・・・ 革新
  •  invention   ・・・ 発明・発見

と訳します。このあたりの言葉遣いがごちゃ混ぜになってしまう事がよく有ります。
何かイノベーションを起こせ!なんて事を言われても言葉の定義がはっきりしないとどう理解して良いの分かりません。
ここではイノベーションの定義を「既にあるものを組み合わせたり、思いもよらぬ活用方法を見つけ出したりして、社会に変化を起こしていくこと」とします。イノベーションは何も無いところから生まれるのではなく、既にあるものの組み合わせ等から生まれます。

今日のような中々新しいモノが生まれにくい状況等においては、ますます既存のモノの組み合わせによるイノベーションの必要性が高まっているのも頷けます。


ポイント2 組織的な能力が大事!
それではどのようにすればイノベーションを起こせるのでしょうか?
イノベーションには大きく2つに区分けする事ができます。

  • 持続的イノベーション
  • 破壊的イノベーション

持続的イノベーションとは、「カイゼン」という形で以前からよく使われているイノベーションだと思います。組織においてはカイゼンを生み出していくのはマネジメント手法によるところが大きいと思います。よって持続的イノベーションを起こしていくのは組織的なマネジメント手法を確立していけば良いのではと推測します。

それに対して破壊的イノベーションとは、従来の価値を破壊するかもしれない全く新しい価値を生み出す事であり、不確実性が極めて高く失敗が多く発生するイノベーションだと思います。これら失敗から学び計画等を修正していく事でイノベーションを起こせる手法だと推測します。
*以前のブログで「デザイン思考」をご紹介致しました。それもイノベーションを起こす有益な手段のひとつです。http://www.toyo-group.co.jp/2015/09/15/5654

どちらのイノベーションにしても組織的な能力が非常に大事になります。持続的イノベーションではあればカイゼンを継続できる組織能力が必要であり、破壊的イノベーションならば不確実性の高いプロジェクトを推進して失敗を認める組織的な風土が大事だと思います。このような文化や風土を生み出している組織の持っている能力、価値を生み出している源泉を認識することが非常に大事になります。



ポイント3 オープンな組織文化醸成を!
このようにイノベーションはひとつの組織内で起こされるものでした。また大企業や資本力のある組織でのみ起こされるものという風潮もありました。さらに、イノベーションを起こしたものの商品化されず使われなくなった技術やノウハウは眠ったままになっていました。多くのイノベーションの種はすでに世の中にはあるものの社会全体として上手く使われていない現状があります。また、ひとつの組織ではイノベーションを起こせる能力にも限界があります。そこで、組織間の垣根を超えてイノベーションを起こしていくのがオープンイノベーションになります。各組織が持っている技術やノウハウ・欲しい技術やノウハウを共有して使えるようすることでイノベーションを起こせる可能性が多いにあります。
例えば、P&Gでは自社サイトでイノベーションを募集しています。
http://www.pgconnectdevelop.com/home/home3.html

すごいですね!自社が今必要とししている技術を世の中に公表しています。こららから何を作るのかなんていうのも推測出来そうです。以前なら発売前の製品技術なんかは営業秘密ですよね・・・このように自社で一から全てを開発するよりも、既に世の中にある技術を持ってきて自社技術と組み合わせて新製品を開発しています。

P&Gだから出来ることだということではなく、これからの社会においては大企業に比べて圧倒的多数存在する中小企業同士がお互いの技術やノウハウを共有して使えるようにする事がイノベーションを起こす鍵を握っていると考えています。その為にもオープンな組織文化が大事になりますね!


今回はオープンイノベーションについて簡単に紹介させて頂きましたが、弊社の持っている技術やノウハウ等にご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。





2015年9月14日月曜日

デザイン思考

「デザイン思考」という言葉をお聞きになられたことはございますでしょうか?ここ最近、様々な記事やセミナー等で何かと話題になっております。また経済産業省もデザイン思考について報告書を公開しております。

*経済産業省の公開報告書
http://www.meti.go.jp/press/2014/07/20140722002/20140722002.html
*報告書PDF
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/design_thinking_report.pdf

経済産業省の報告書に記載されているように、「デザイン」はモノの形状・色彩を決める造形計画のみを意味するのではなく、企業経営の観点では商品・サービス等の開発におけるマーケティング、企画、広告、ブラン ディング等の企業経営全てに関わるものと捉えられています。

デザイン思考とはこの後者の意味するところであり、社会の課題や生活者のニーズに目を向け、その解決策として商品やサービス等を開発し、その価値をストーリーとして伝えていくという手法であり、イノベーションの誘発や問題解決の手法として活用されています。




イノベーションが必要だという事は誰しも感じていますが、どのようにすればイノベーションを起こせるのかというひとつの手法が「デザイン思考」になります。




ではデザイン思考のポイントを私なりに簡単に整理してみます。

1.顧客を中心に考える
 当たり前のようですが、売り手中心、作り手中心とどうしても自分の立場からモノゴトを考えてしまいます。デザイン思考は「どうすれば顧客をハッピーにできるか?」といった人間を中心に設計された問題解決アプローチです。

2.アイデアを量産する
 たっとひとつの優れたアイデアを生み出そうとするのではなく、可能な限り沢山のアイデアを量産する事が大事。この段階ではそれらアイデアを評価するのではなく、参加メンバー同士の頭脳をネットワークで結びつけ協働でアイデアを出していくような形をとります。

3.プロトタイプを作成する
 アイデアがある程度出てきたら、それらアイデアを形にして行きます。目に見えるように、手に取れるようにする事でアイデアをただ語るよりも効果的です。ラピッドプロトタイプという言葉がつかれているようにスピードも大事です。

4. アイデアを評価する。
 プロトタイプを作成してテストを行いフィードバックを 得る。ユーザーからフィードバックをもらうことでアイデアを洗練させよりよくしていきます。また検証を通じてユーザーの体験をより深く理解することにもなります。

そしてこれらサイクルぐるぐる回していくイメージです。


かなりざっくりしたまとめです^^; ご了承ください。

ということで詳しくお知りにになりたい方は2015年10月27日(火)にデザイン思考入門セミナーが京都経営品質協議会で開催されます。弊社は京都経営品質協議会に加盟しており経営品質活動に取り組んでおり運営委員も務めさせて頂いております。
ご興味ある方はご参加おまちしております!

申し込みページ(京都経営品質協議会ページ)
http://www.kyo-quality.jp/2015/09/2015102.html


 


2015年8月17日月曜日

FileMaker 14 レビュー その2

マルチプラットフォームデータベースソフトのFileMakerの最新バージョンFileMaker 14プラットフォームが発売され数か月。今回もFileMaker14についてレビューしたいと思います。

ボタンバー!?



レイアウトツールの中のボタンの横にボタンーというアイコンが新たに追加されています。






今までボタンを横一列や縦一列に並べるのは結構苦労していました。このツールを使うと簡単に綺麗に整列したボタンを作成出来ます。

横一列

縦一列













ではどうやって作るのでしょう?見ていきます。

レイアウトツールでボタンバーを選択して適当な箇所でドラッグしてボタンバーを配置させます。







すると3つのボタンが整列されて配置されます。ボタンバーを右クリックしてボタンバー設定を表示させてウインドウ中ほどのテキストボックスにボタン名称を入力します。

















左右矢印で次のボタンへ移動できます。プラスマイナスボタンでボタン数を増減できます。


続いてデザイン面を見ていきましょう。

インスペクタのボタンバーを選択して線を指定すると外枠の線が変更されます。










ボタンバー:区切りを選択して線を指定するとボタンとボタンの区切りが変更されます。








ボタンバー:セグメントを選択して、非アクティブ時の塗りつぶし色を指定します。









ボタンバー:セグメントを選択して、アクティブ時の塗りつぶし色を指定します。









このあたりの塗りつぶしや線を色々してすることで様々なデザインが実装できます。当然アイコンも簡単に追加できます。

さて、このボタンバーですが面白い動作が一つあります。それは、ボタンを押すとアクティブ状態になりその状態が保持されるという動作です。こんな感じです。作成ボタンを押すとアクティブ状態のデザインのまま保持されます。








その後削除ボタンを押すと・・・







削除ボタンがアクティブ状態になります。

この動作を利用すれば色々利用出来そうですね。ボタンバーはボタン周りの機能を実装する際に非常に強力なツールになります。以上、ボタンバーのご紹介でした。

 FileMakerは発売されてから30年!とても歴史の長いソフトウェアです。ただ歴史があるだけでなく常に進化し続け、モバイルやWEBへの対応といった最新の時流に乗った製品であり、特に中小企業のバックオフィスから戦略的な営業ツールまであらゆる場所で低コストでスピーディーな開発が可能な素晴らしいソフトウェアです。弊社はFileMaker認定コンサルタント会社として京都・滋賀地区で認定を頂いております。


2015年7月15日水曜日

2015年7月15日 -Windows Server 2003サポート終了 -

京都では祇園祭で賑わっている7月15日ですが、IT業界も大事な節目の日です。
そう2015年7月15日はWindows Server 2003のサポート終了期日です。
対策は既に完了されていますでしょうか?
改めて今回のサポート期限に対するリスク対策を考えて見たいと思います。

Microsoft告知ページ
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products/windows-server-2003/default.aspx




OSサポートの終了リスクとは?

OSのセキュリティ更新プログラム提供の終了

古いPCサーバを長く運用することで発生する主要なリスクは、Windows Server OSのサポート期間終了に起因するものです。
とりわけ深刻なのが、マイクロソフト社から月例、または臨時で無償提供されてきたOSのセキュリティ更新プログラムの提供終了に伴う、WindowsおよびWindowsアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃への対処ができなくなってしまうことです。
マイクロソフト社はWindows Server OSを含む同社製ソフトウェアの提供にあたり「サポート ライフサイクル ポリシー」を定めています。Windows Server OSをはじめとするビジネス向け製品では、最初のリリースから5年間の「メインストリーム サポート」と、その後の5年間の「延長サポート」を設けて、セキュリティ脆弱性やバグなどの修正パッチを無償で提供しています。
延長サポートの期間に入ると、バグなどの修正パッチの無償提供が無くなり、サポートは制限が生じることになります。
サポート切れの結果
サポートが切れたWindows Server 2003/2003 R2に脆弱性が発見された場合、悪意ある攻撃者から狙われることによってサーバーサービスが止まったり、情報漏えいなどで信頼が失墜したりしてしまい、事業継続が困難になるほどの経営への影響が出てくる可能性はあります。
具体的には以下のような脅威が考えられます。
  • DoS(Denial of Service Attack:サービス妨害)攻撃などによるシステムやサービスの負荷増大・停止
  • データ消去、システム破壊:重要なデータが消されたり、重要なプログラムの消去によってシステムが停止したりする
  • 情報漏えい(機密情報の漏えいやIDパスワードの漏えい)
  • 踏み台:自分たちだけが被害を受けるのではなく、その先の利用者や他社に被害を波及させてしまう可能性がある
  • ホームページ改ざん
  • ウイルス配布サイト:HTMLを改ざんされてウイルスを配布するプログラムを組み込まれる
内部サーバーだから安心??
Windows Server 2003は、Webサーバー、DNSサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバー、組織内のディレクトリサーバー、ファイルサーバーなど、さまざまな用途で利用されています。外部に公開されているWebサーバーやDNSサーバーがインターネット経由で直接攻撃されるのはもちろん、内部のサーバーも攻撃される可能性があります。外部に公開していないサーバーだからWindows Server 2003のままでよいというわけではなく、危険を招く可能性は十分あります。
標的型攻撃の対象にも
例えば、標的型攻撃では、メールやUSBメモリなどの可搬メディアを使ってマルウェアを組織内のクライアントPCに送り込み、そこからディレクトリサーバーを攻撃して、管理者のIDとパスワードを盗み出し、さらに奥にある重要な情報を盗み出します。このとき、内部のサーバーにサポート切れのサーバーOSなどを使っていれば、脆弱性が狙われて簡単に情報が漏えいしてしまうことになります。
 また、上記のようにシステムやサービス停止などの自社の被害だけでなく、自社サーバーが踏み台にされて、利用者や他社へのウイルス配布や攻撃の踏み台にされる可能性もあります。これらの被害が発生した場合、自社が被害者になるだけでなく加害者となってしまい、信頼の失墜によって顧客が離れていく可能性も十分ありえます。
サーバーOSならではのリスク
 サーバーOSは、Windows XPのようなクライアントOSとは異なり、対策が不完全な場合は企業の責任に直接つながってしまう可能性が非常に高いです。サーバーOSは直接攻撃される可能性が高く、さまざまなリスクや被害が生じる可能性があり、企業の信頼の失墜や経営への影響を引き起こす可能性があります。
株式会社東洋では、最新のサーバーへスムーズへ移行させるお手伝いをさせて頂いております。お気軽にお問い合わせください。

2015年6月14日日曜日

FileMaker 14 レビュー その1

マルチプラットフォームデータベースソフトのFileMakerの最新バージョンFileMaker 14プラットフォームが先月発売されました。なんと最初の発売から30年!とても歴史の長いソフトウェアです。ただ歴史があるだけでなく常に進化し続け、モバイルやWEBへの対応といった最新の時流に乗った製品であり、特に中小企業のバックオフィスから戦略的な営業ツールまであらゆる場所で低コストでスピーディーな開発が可能な素晴らしいソフトウェアです。弊社はFileMaker認定コンサルタント会社として京都・滋賀地区で認定を頂いております。そこで最新のFileMaker14のレビューを弊社なりに以降お伝え致します。


  • チェックボックスが遂にレ点対応!

FileMakerを昔から触られている方には待望の機能ではないでしょうか?(笑)この簡単な事な機能なのですが・・・お客様から指摘されることが多々ございました。

今までのチェックボックス


こ「×」が中々受け入れて頂けない事も多く「レ点」の画像ファイルを用意したりしてチェックボックスを今まで作成しておりました。

しかしながら14のインスペクタを見ると・・・
アイコンという文字の横にドロップダウンがありそれを開いてみるとなんと「チェック」なる文字が!

それに変更してみると・・・・

キター!!!!

とても単純な事ですが私的にはかなり嬉しい�🚠!! !!!//


  • ボタンにアイコン追加が簡単に!
FileMakerはデザイン性が良いと!?と言われ製作者的にもそれを意識しながら作り込みます。そんな感じなのでボタンにアイコンをつけて文字を読ますより可視性を良くしてユーザビリティを向上させるために良くアイコンをボタンに付加させます。ただそのアイコンをフリー素材等から探しまくっておりました。これが中々大変でアイコン探しは一苦労しておりました。なので時間が無い場合等は文字列だけのボタンで実装する事も多々あります。

こんな感じでボタンを作成してました。

しかしながら14のレイアウトモードでボタンを設定してみますと



なにやら今まで見た事のないボタン設定画面なるものが・・・
そちらを色々触ってみますと、アイコンが選べる画面になり大きさも変えられる!Wow!


文字の大きさを整えアイコンと横並びの配置を選択すると・・・

あっという間にアイコン付きのボタンが作成できました!素晴らしい・・・!

今回はチェックボックスの機能強化とボタンの機能強化をご紹介させて頂きました。この以外にもまだまだ新機能が盛りだくさんです。これからも色々ご紹介させて頂きます。











2015年2月8日日曜日

市場の分析と研究

岡本正耿先生の講義に参加してきたのでメモ。

最初、効果的な話し合いについて。
詳しくはコチラ

続いて、本題のマーケティングについて。

1.市場細分化

4Rの原則 そのセグメントで検討して意味があるのか?を確認出来る。
(1)Rank : (自社から見て)重要性、魅力度などランクづけできるのか?
(2)Realistic:実態があり、規模が把握できるのか?(それは本当なのか?)
(3)Reach:接点を持ち、購買してもらうことができるのか?(その相手に取引してもらえるのか?)
(4)Response:(相手の)反応を測り、分析することができるのか?

確かに、無意味なセグメンテーションを行っている場合があった。
その他に、MECEの原則、「同じ」と「違い」の説明があった。

2.ビジネス市場の細分化変数

■デモグラフィック変数
「業種」「企業規模」「所在地」等
よくやるセグメンテーション

■オペレーティング変数
「テクノロジー」
「ユーザーの状態」よく使うのか?あまり使わないのか?
「顧客のケイパビリティ」
講義の中で、ポジショニング戦略からケイパビリティ戦略に移っていると解説があった。
真似出来ない独自能力での差別化。ただここでは、「顧客のケイパビリティ」なので顧客の能力によってセグメンテーションする事のようだ。

■購買アプローチの変数
「購買部門を持つ組織」購買部門を持つ持たないでセグメンテーション
「社内の権力構造」どの部署が実権を握っているか?
「現在のリレーションシップの性質」今の取引先で良いのか?
「全般的な購買方針」リースを好む、サービス契約を好む等
「購買基準」品質、サービス、価格のいずれを求める企業に

■状況要因の変数
「緊急性」オケージョナル
「特定のアプリケーション」ここはもう少し勉強
「注文規模」大口、小口

■組織パーソナリティの変数
「買い手と売り手の類似性」価値観が類似している顧客をセグメンテーション
「リスクに対する態度」リスクを受け入れる、避ける
「ロイヤリティ」供給業者に対して高いロイヤリティを示す企業で


色々な分け方があるものですね・・・では、また次回。

AzureのWS2008R2 日本語化

いまや「クラウド」は何か最先端のものというより現実的に普及が加速しており中小企業への導入も例外ではございません。お客様からのニーズも多く、今回Microsoftの「Azure」を導入検討する事例がありその時の技術的なポイントをご紹介致します。

その前にここまで普及している背景には下記の様なメリットが考えられると思います。
1.コスト削減
  マシンを所有しないので初期導入コストを抑えられます。また老朽化・バワーアップに伴う買い替えや維持管理コストを抑えられます。

2.システムの柔軟性
  当初予定していたリソースで賄えなくなった場合(ディスク容量が足りない、メモリが足りない等)に容易に機能追加が可能です。当初小さく初めてビジネスの成長と共に段々大きくしていく事が可能です。

3.BCP対策
  自社内でサーバーを設置している場合、万が一の災害の際には大変な被害が予想されます。またセキュリティ対策も日々検討して行かなければなりません。それら障害対策・セキュリティ対策を最高レベルでクラウド事業者が提供してくれます。

他にもメリットは多々有りますが、このような事が普及を加速させている背景にあると思います。


それでは技術的なポイント紹介です。

「AzureのWS2008R2 日本語化」
仮想マシンの作成はウィザードに従っていけば簡単に作成できます。ただ立ち上がってきたマシンは英語モードでしたので日本語化が必要です。(AWSはコンソールが英語だけど日本語インスタンスが用意されているがAzureは日本語コンソールで英語仮想マシン・・・(>_<))

まずはIEの設定 画像右の下部にある Configure IE ESC を開く。



開いたウインドウ内のAdministratorsをOffにしてOKを押す。



続いて日本語化パックをダウンロードする。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=2634



ダウンロードしたファイルを実行。


少々時間がかかります。10分たっても下図のように進みませんでした(環境によるかも)


インストールが完了したらコントロールパネルを開き、Change display languageをクリックする。


Chose a display languageを日本語に選択してOKを押す。



ログオフを求められるのでログオフをして再ログインすると日本語表示になっています。


表示言語の変更を開きシステムロケールを日本語に変更。



最後に時間やキーボードも変更して完了です。


以上が日本語化の流れです。


最後に
株式会社東洋では、クラウド構築から運用支援を行っております。クラウド関連で何かございましたらお気軽にお問合せ下さい。



効果的な話し合い【市場の分析と研究】

市場を分析・研究(リサーチ)するにあたって何らかの発見をするためにどうしても観察(インサイト)が必要になる。そして発見する観察をするためには、関係者との対話が必要になる。よって効果的な話し合いがとても重要になってくる。ではどうすれば効果的な話し合いが出来るのか?


会議成功の原則 

  • 全員が集中している。無関心や嫌々の参加者がいない。
  • 議事運営方法(プロセス)を全員が理解し同意している。
  • 建設的、発展的に発言交換をリードするファシリテータがいる
  • ファシリテータは個人攻撃や不規則発言を排除する
  • 参加者それぞれの役割が明確で、全員が合意している。
ファシリテータは能力がいる、特に話しを発展させていく能力。

会議の種類
  1. ステップMTG・・・打ち合わせ
  2. 解決する為の会議
  3. 計画の為の会議
  4. アイデアを出すための会議


プロセスを分ける
すぐに議題・テーマについて発言するのでなく、どのようなプロセスで話し合うか、どういう雰囲気をつくるか、検討の手法は、時間や目的は、などを先に共有する。特にコンテンツとプロセスを明確にわけて、意識する
  • コンテンツ=話す内容そのもの(問題、課題、議題)議事録に書く
  • プロセス=話し合いの仕方(アプローチ、方法、進め方)
  • 質的変容=シーケンシャルなステップだけでなく、チームの質的を変容
*雰囲気作り MIT
  M 雰囲気作り(意欲的、活発)  メインテナンス
  I   個人を抑える インディビジュアル
  T  どういう結果を出すか タスク

*制約理論 The Goal  →難しいとろころに力を入れる!
*話し合いを英語では下記のようにシチューエーションにより使い分けている。
  • カンバセーション
  • ディスカッション
  • ディベート
  • ダイアローグ ・・・ 交換する、話を受け止めて発展させる


インタラクション・メソッド
*インタラクション・・・相互作用を起こす
  • 「マネージャー」「ファシリテーター」「メンバー」「書記」の役割を決める
  • マネージャは発言を控える。発言するにしても、十分に意見が出てからにする。
  • メンバーは、意見(仮設)の論拠を示す。他のメンバーの発言を傾聴し、意見の高度化をはかる。協力して掘り下げ、建設をする。印象・感想は禁止。
  • 書記は、各人の発言をチャートやボードに記述する。結果ではなく、発言が掘り下げられていくプロセスを記録する。
*コラボレーションを狙う=色々な見方考え方を共有する
*お客様の気づかないことを発見するには、上司がだまっていなければならない
*ボトムアップ(カルロス・ゴーン)が日産でやったように、様々な人間を参加させて意見を言い合うチームづくり


ファシリテーターの役割
  • ファシリテーター(促進係)の役割をメンバーが理解し、合意する。一般の司会や議長は交通整理だけだが、ファシリテーターは問題を掘り下げ、プロセスの促進や維持などに注意する
  • テーマがメンバーにとって、「自分達の問題」であると感じるようなスタートが必要である。ファシリテーターがあらかじめ用意してしまうと反感をもたれることがある。
  • 人は仕切られたくない。ファシリテーターが口を出し過ぎると、発言が少なくなる。意見が出尽くしたら論点を変えるなど、適切なリードを行う。説教、議論、演説はメンバーしらけさせるだけ。
  • テンポを工夫する。本質からの回避、表面的あるいは抽象的な結論の急ぎすぎにはスローダウンをする。堂々巡り、空回りには、逆にスピードアップが必要である。
  • ファシリテーターは発言しすぎない。総発現量の9割がメンバーのものならよいプロセスになっている。メンバーの集中力を高めたり、流れを誘導することが大切である。
  • 沈黙が続く場合、その意味をよく観察する。「じっくり考えている」ためか「混乱、疲れ、飽き」なのかを見抜く。質問を促し、しばらく待っても反応がなければ、ファシリテーターから「一人ひとり考えを再度まとめていただけませんか」「継のテーマにうつりましょうか}などを提案する。
  • 知識や理論(演繹)に対しては事実や事象、あるいは具体的事例(帰納)には抽象的一般化など、意見や仮設の相対化を促す。
*ファシリテーターは促進係(司会・議長ではない)
*最小限の事を用意して納得してもらう

書記の役割(ホワイトボード)
  • キーワードを聞き分ける。(発言もキーワードで)
  • 基本的な考え方、ポイントをとらえる
  • 適切な整理分析の方法を用いる
  • 発言の全部を書こうとしない
  • 読める字できちんとかく
  • 誤字はきにしない
  • 省略語を使う
  • キーとなるアイデア、発言、決定事項は◯で囲む
  • 何色かのマジックを使って、目立たせたり、区切りをつける。
  • アンダーラインを引く
  • 星印、矢印、数字などを使う
  • チャートにページ数を振る
  • 書き漏らしに気をつける
*書記は議事録係とは違う
*略語・・・お互いわかっていること
*トピックセンテンスを抜き出す

メンバーのマナー違反
メンバーは何か言うだけ、話すだけではない。他のメンバーの発言を傾聴し、その掘り下げ、相対化、発展などを行う。他の発言と関連のない「自説」をひけらかすことは戒める
  • 仕切り屋一郎・・・自慢、長話、断定・決めつけ、見当外れの誘導
  • オセロ二郎・・・コロコロと他人の意見に迎合、自分で考えない
  • テープレコーダー三郎・・・何度も同じことを繰り返し言う
  • 皮肉屋四郎・・・何でも否定的に反応する、表情も批判的
  • 評論家五郎・・・知ったかぶり、余計な解説、どっとつかずの結論
  • パトリオット六郎・・・何にでもケチをつける、メンバーのやる気を殺ぐ
  • 井戸端七郎・・・無内容な前置き、当たり前の話し、内容がないので白ける
  • ふうてん八郎・・・長話に多い、本題に無関係な横道にどんどんそれる
*断定・決めつけ発言=NG
*仮設・問いかけ=OK
*発言=論拠が必要
*印象・感想は禁止→区分できない・考えていない
*一人ひとりが発言するのではなく発言の許可をファシリテーターに求める
*以下気をつける
  1. 手抜き ・・・ フリーライディング、誰かの意見にタダ乗り
  2. 同調圧力・・・ なぁ〜そうだろ〜、特に上司からの
  3. 極化現象・・・ 段々話しがエスカレート、精神論に陥る
  4. 過剰そんたく・・・ごますり・よいしょ