2015年2月8日日曜日

市場の分析と研究

岡本正耿先生の講義に参加してきたのでメモ。

最初、効果的な話し合いについて。
詳しくはコチラ

続いて、本題のマーケティングについて。

1.市場細分化

4Rの原則 そのセグメントで検討して意味があるのか?を確認出来る。
(1)Rank : (自社から見て)重要性、魅力度などランクづけできるのか?
(2)Realistic:実態があり、規模が把握できるのか?(それは本当なのか?)
(3)Reach:接点を持ち、購買してもらうことができるのか?(その相手に取引してもらえるのか?)
(4)Response:(相手の)反応を測り、分析することができるのか?

確かに、無意味なセグメンテーションを行っている場合があった。
その他に、MECEの原則、「同じ」と「違い」の説明があった。

2.ビジネス市場の細分化変数

■デモグラフィック変数
「業種」「企業規模」「所在地」等
よくやるセグメンテーション

■オペレーティング変数
「テクノロジー」
「ユーザーの状態」よく使うのか?あまり使わないのか?
「顧客のケイパビリティ」
講義の中で、ポジショニング戦略からケイパビリティ戦略に移っていると解説があった。
真似出来ない独自能力での差別化。ただここでは、「顧客のケイパビリティ」なので顧客の能力によってセグメンテーションする事のようだ。

■購買アプローチの変数
「購買部門を持つ組織」購買部門を持つ持たないでセグメンテーション
「社内の権力構造」どの部署が実権を握っているか?
「現在のリレーションシップの性質」今の取引先で良いのか?
「全般的な購買方針」リースを好む、サービス契約を好む等
「購買基準」品質、サービス、価格のいずれを求める企業に

■状況要因の変数
「緊急性」オケージョナル
「特定のアプリケーション」ここはもう少し勉強
「注文規模」大口、小口

■組織パーソナリティの変数
「買い手と売り手の類似性」価値観が類似している顧客をセグメンテーション
「リスクに対する態度」リスクを受け入れる、避ける
「ロイヤリティ」供給業者に対して高いロイヤリティを示す企業で


色々な分け方があるものですね・・・では、また次回。

AzureのWS2008R2 日本語化

いまや「クラウド」は何か最先端のものというより現実的に普及が加速しており中小企業への導入も例外ではございません。お客様からのニーズも多く、今回Microsoftの「Azure」を導入検討する事例がありその時の技術的なポイントをご紹介致します。

その前にここまで普及している背景には下記の様なメリットが考えられると思います。
1.コスト削減
  マシンを所有しないので初期導入コストを抑えられます。また老朽化・バワーアップに伴う買い替えや維持管理コストを抑えられます。

2.システムの柔軟性
  当初予定していたリソースで賄えなくなった場合(ディスク容量が足りない、メモリが足りない等)に容易に機能追加が可能です。当初小さく初めてビジネスの成長と共に段々大きくしていく事が可能です。

3.BCP対策
  自社内でサーバーを設置している場合、万が一の災害の際には大変な被害が予想されます。またセキュリティ対策も日々検討して行かなければなりません。それら障害対策・セキュリティ対策を最高レベルでクラウド事業者が提供してくれます。

他にもメリットは多々有りますが、このような事が普及を加速させている背景にあると思います。


それでは技術的なポイント紹介です。

「AzureのWS2008R2 日本語化」
仮想マシンの作成はウィザードに従っていけば簡単に作成できます。ただ立ち上がってきたマシンは英語モードでしたので日本語化が必要です。(AWSはコンソールが英語だけど日本語インスタンスが用意されているがAzureは日本語コンソールで英語仮想マシン・・・(>_<))

まずはIEの設定 画像右の下部にある Configure IE ESC を開く。



開いたウインドウ内のAdministratorsをOffにしてOKを押す。



続いて日本語化パックをダウンロードする。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=2634



ダウンロードしたファイルを実行。


少々時間がかかります。10分たっても下図のように進みませんでした(環境によるかも)


インストールが完了したらコントロールパネルを開き、Change display languageをクリックする。


Chose a display languageを日本語に選択してOKを押す。



ログオフを求められるのでログオフをして再ログインすると日本語表示になっています。


表示言語の変更を開きシステムロケールを日本語に変更。



最後に時間やキーボードも変更して完了です。


以上が日本語化の流れです。


最後に
株式会社東洋では、クラウド構築から運用支援を行っております。クラウド関連で何かございましたらお気軽にお問合せ下さい。



効果的な話し合い【市場の分析と研究】

市場を分析・研究(リサーチ)するにあたって何らかの発見をするためにどうしても観察(インサイト)が必要になる。そして発見する観察をするためには、関係者との対話が必要になる。よって効果的な話し合いがとても重要になってくる。ではどうすれば効果的な話し合いが出来るのか?


会議成功の原則 

  • 全員が集中している。無関心や嫌々の参加者がいない。
  • 議事運営方法(プロセス)を全員が理解し同意している。
  • 建設的、発展的に発言交換をリードするファシリテータがいる
  • ファシリテータは個人攻撃や不規則発言を排除する
  • 参加者それぞれの役割が明確で、全員が合意している。
ファシリテータは能力がいる、特に話しを発展させていく能力。

会議の種類
  1. ステップMTG・・・打ち合わせ
  2. 解決する為の会議
  3. 計画の為の会議
  4. アイデアを出すための会議


プロセスを分ける
すぐに議題・テーマについて発言するのでなく、どのようなプロセスで話し合うか、どういう雰囲気をつくるか、検討の手法は、時間や目的は、などを先に共有する。特にコンテンツとプロセスを明確にわけて、意識する
  • コンテンツ=話す内容そのもの(問題、課題、議題)議事録に書く
  • プロセス=話し合いの仕方(アプローチ、方法、進め方)
  • 質的変容=シーケンシャルなステップだけでなく、チームの質的を変容
*雰囲気作り MIT
  M 雰囲気作り(意欲的、活発)  メインテナンス
  I   個人を抑える インディビジュアル
  T  どういう結果を出すか タスク

*制約理論 The Goal  →難しいとろころに力を入れる!
*話し合いを英語では下記のようにシチューエーションにより使い分けている。
  • カンバセーション
  • ディスカッション
  • ディベート
  • ダイアローグ ・・・ 交換する、話を受け止めて発展させる


インタラクション・メソッド
*インタラクション・・・相互作用を起こす
  • 「マネージャー」「ファシリテーター」「メンバー」「書記」の役割を決める
  • マネージャは発言を控える。発言するにしても、十分に意見が出てからにする。
  • メンバーは、意見(仮設)の論拠を示す。他のメンバーの発言を傾聴し、意見の高度化をはかる。協力して掘り下げ、建設をする。印象・感想は禁止。
  • 書記は、各人の発言をチャートやボードに記述する。結果ではなく、発言が掘り下げられていくプロセスを記録する。
*コラボレーションを狙う=色々な見方考え方を共有する
*お客様の気づかないことを発見するには、上司がだまっていなければならない
*ボトムアップ(カルロス・ゴーン)が日産でやったように、様々な人間を参加させて意見を言い合うチームづくり


ファシリテーターの役割
  • ファシリテーター(促進係)の役割をメンバーが理解し、合意する。一般の司会や議長は交通整理だけだが、ファシリテーターは問題を掘り下げ、プロセスの促進や維持などに注意する
  • テーマがメンバーにとって、「自分達の問題」であると感じるようなスタートが必要である。ファシリテーターがあらかじめ用意してしまうと反感をもたれることがある。
  • 人は仕切られたくない。ファシリテーターが口を出し過ぎると、発言が少なくなる。意見が出尽くしたら論点を変えるなど、適切なリードを行う。説教、議論、演説はメンバーしらけさせるだけ。
  • テンポを工夫する。本質からの回避、表面的あるいは抽象的な結論の急ぎすぎにはスローダウンをする。堂々巡り、空回りには、逆にスピードアップが必要である。
  • ファシリテーターは発言しすぎない。総発現量の9割がメンバーのものならよいプロセスになっている。メンバーの集中力を高めたり、流れを誘導することが大切である。
  • 沈黙が続く場合、その意味をよく観察する。「じっくり考えている」ためか「混乱、疲れ、飽き」なのかを見抜く。質問を促し、しばらく待っても反応がなければ、ファシリテーターから「一人ひとり考えを再度まとめていただけませんか」「継のテーマにうつりましょうか}などを提案する。
  • 知識や理論(演繹)に対しては事実や事象、あるいは具体的事例(帰納)には抽象的一般化など、意見や仮設の相対化を促す。
*ファシリテーターは促進係(司会・議長ではない)
*最小限の事を用意して納得してもらう

書記の役割(ホワイトボード)
  • キーワードを聞き分ける。(発言もキーワードで)
  • 基本的な考え方、ポイントをとらえる
  • 適切な整理分析の方法を用いる
  • 発言の全部を書こうとしない
  • 読める字できちんとかく
  • 誤字はきにしない
  • 省略語を使う
  • キーとなるアイデア、発言、決定事項は◯で囲む
  • 何色かのマジックを使って、目立たせたり、区切りをつける。
  • アンダーラインを引く
  • 星印、矢印、数字などを使う
  • チャートにページ数を振る
  • 書き漏らしに気をつける
*書記は議事録係とは違う
*略語・・・お互いわかっていること
*トピックセンテンスを抜き出す

メンバーのマナー違反
メンバーは何か言うだけ、話すだけではない。他のメンバーの発言を傾聴し、その掘り下げ、相対化、発展などを行う。他の発言と関連のない「自説」をひけらかすことは戒める
  • 仕切り屋一郎・・・自慢、長話、断定・決めつけ、見当外れの誘導
  • オセロ二郎・・・コロコロと他人の意見に迎合、自分で考えない
  • テープレコーダー三郎・・・何度も同じことを繰り返し言う
  • 皮肉屋四郎・・・何でも否定的に反応する、表情も批判的
  • 評論家五郎・・・知ったかぶり、余計な解説、どっとつかずの結論
  • パトリオット六郎・・・何にでもケチをつける、メンバーのやる気を殺ぐ
  • 井戸端七郎・・・無内容な前置き、当たり前の話し、内容がないので白ける
  • ふうてん八郎・・・長話に多い、本題に無関係な横道にどんどんそれる
*断定・決めつけ発言=NG
*仮設・問いかけ=OK
*発言=論拠が必要
*印象・感想は禁止→区分できない・考えていない
*一人ひとりが発言するのではなく発言の許可をファシリテーターに求める
*以下気をつける
  1. 手抜き ・・・ フリーライディング、誰かの意見にタダ乗り
  2. 同調圧力・・・ なぁ〜そうだろ〜、特に上司からの
  3. 極化現象・・・ 段々話しがエスカレート、精神論に陥る
  4. 過剰そんたく・・・ごますり・よいしょ