先月、「FileMaker Cloud」がリリースされました。今回は「FileMaker Cloud」についてご紹介致します。
簡単に申しますと、「FileMaker Cloud」は、アマゾンのAmazon Web Services (AWS)を利用したクラウドサービスです。AWS Marketplaceを通じて提供されるサービスで、簡単に導入が出来ます。
1.低い初期費用
FileMakerで作ったファイルを共有するには、FileMakerServerを利用する事が多々あります。(Server無しでも5台まで共有可能)その際には、WindowsServer等のサーバーを構築する必要がありました。またクラウド上(主にPaas等)で展開するにも、仮想サーバー等をセットアップする必要がありました。
「FileMakerCloud」を利用するとそれらサーバーセットアップに必要なコストが不要になります。初期費用及びサーバーを維持管理するコストが大幅に削減出来ます。これらは大変なメリットになります。今まで、サーバー利用を考えていたがコストが合わず見送っていた方には朗報です。
2.ネットワークセキュリティを向上
暗号化通信(SSL)も簡単にセットアップ出来ます。自前で用意したサーバーの場合は、SSLのセットアップもそれなりの知識が必要でSSL無しで通信しているシステムも多くあります。「FileMakerCloud」を利用するとSSLが簡単にセットアップ出来ますので容易にセキュリティの高いシステムを構築する事が可能になります。当然ながら物理的なセキュリティは心配不要です。
3.FileMakerServerとは少し違うので注意
簡単に導入出来るとはいえ、FileMaker Serverとは少し違う点があります。
・カスタムWeb公開等は利用出来ない。
・サーバー側でスクリプトのスケジュールは出来ない
・管理画面が英語のみ
上記が大きく違う点になります。
今回は簡単なご紹介ですが、より詳細な内容を「FileMaker Cloudを構築してみよう」と題して2017年9月22日にFileMaker WorkShop を開催致します。
http://peatix.com/event/291690
是非、ご参加下さい!